月刊少女野崎くん 感想

月刊少女野崎くんは2014年7月から1クール、テレビ東京で放送されていたアニメで、

人気少女漫画家の「野崎梅太郎」と、そのアシスタントになった「佐倉千代」、その周囲のキャラクターによって展開するコメディ作品です。

原作を読んだことがないのですが、ガンガンコミックスONLINEの作品で、4コマ漫画だそうです。

・・・いわゆるストーリー4コマというやつですね。原作見てみたら4コマだった、ってのが多くてびっくりします。

どっちのほうがアニメ化しやすいんでしょう?

 

キャラクター

主要キャラクターは

野崎梅太郎(CV:中村悠一)

佐倉千代(CV:小澤亜李)

御子柴実琴(CV:岡本信彦)

堀政行(CV:小野友樹)

若松博隆(CV:木村良平)

鹿島遊(CV:中原麻衣)

瀬尾結月(CV:沢城みゆき)

といったところでしょうか。もちろんこの他にも個性的なキャラクターが登場します。

漫画家を取り扱った作品ですので担当編集者がいますし、おなじ境遇をもち、近くに住む漫画家さんもいます。

ついでに、作中の漫画「恋しよっ♡」内のキャラクターとして

鈴木三郎(CV:宮野真守)

マミコ(CV:三宅麻理恵)

の二人が登場しています。天然な野崎が案として出した突拍子もないネタがあるため、案外頻繁に登場します。

 

概要

基本的には野崎がボケ、佐倉がツッコミのスタイルになっており、

そのほかに御子柴がイジラレ。瀬尾が振り回し、若松が振り回され。鹿島がふざけて、堀が折檻。

こんなかんじで、この作品のいいところは、キャラの相関の見通しが良いことだとおもいますね。

これだけわかりやすいのに気づかない野崎の鈍感っぷりが面白いってのもあります。

 

あと、この作品はプレスコ(プレスコアリング)で制作、収録されていたそうですが・・・

最近ちらほら見ますよね。演技を聞いてからパクを当てたり演出を工夫したりできる分表現が変わったりするんでしょうか。

 

見所

見所は・・・やはりタヌキですかね()

一番はやはり恋する佐倉と、それに一切気づかない野崎。

乙女チックだったりかっこよかったりする野崎の一挙手一投足にときめく佐倉。

アニメ後半では、鈍感な不利で実は狙ってんじゃねえの?という感じの野崎の言動

佐倉が応援したくなる感じでしたね。

 

あとは若松と瀬尾の関係でしょうか。

「声楽部のローレライ」の存在を勘違いしている若松。

このままずっと振り回されていくのか、そのうち何か進展があるのか・・・。

 

ついでに佐倉とは違った意味で野崎の言動に頭を抱える担当の宮前さん。

ツッコミ、というかストッパーの役目でしょうね。かなり重要なキャラな気も。

 

感想

まず、声優のチョイスが良かったとおもいます。

原作を読んでいないので、読者の方からしたキャラの声のイメージ、成立感はまた違うのかも知れませんが、各キャラの雰囲気から感じる声と発された声に違和感がなく聴けたのがよかったです。

野崎は、無表情のように見えて、感情の起伏が激しいキャラですし、低いトーンの中で幅を持たせて演じている中村さんはさすがでした。

千代はかわいいキャラ、でもツッコミキャラ、ということでその発言が重くなりすぎないためにも、小澤さんの声のトーンは良かったですね。まだ若手のようですが、おかげで作品の軽快さが良く出ていた気がします。

 

絵に関しても、漫画らしい表現、驚きや喜びの表現がインパクトがあって、わかりやすく、見やすい作品だったとおもいます。

また、いたるところにコダワリが見られたのも良かったですね。

漫画に関する小道具も然り、学校内や家の背景然り。

御子柴がやってるゲームのところも面白かったです。

 

とりあえず、途中でマンネリ化もなく、一切飽きずに見られた、良い作品でした。

続きが気になります。(最後の展開はアニメにあわせて変えてるとおもいますが)

とりあえず近いうちに既刊を購入して呼んでみようとおもいます。

 

とても面白い作品だったので、是非見てみてください。